こんにちは、ブロガーの蘭子です。
息子に、“毎日違うお話を読み聞かせしたい”と思っていた時に出会ったのが、この本。
「頭のいい子を育てるおはなし366 」
です。
毎日違う絵本を用意するのは、ハッキリ言って現実的ではありません。
全てを購入するのは難しいし、図書館で借りてくるにも限度がある・・・そう考えていた時に、1冊で366話のお話が入った「頭のいい子を育てるおはなし366 」を見つけました。
他の出版社からも様々な365日本も出ていますが、
“脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子先生推薦! 「想像力を伸ばし、脳を育む。幼児の宝となる1冊」”という帯にも惹かれて、購入してしまいました(笑)
おはなし366日分
日本の昔話から、世界のお話まで幅広いラインナップが魅力的です。
一休さんのとんち話や、日本の神話、宮澤賢治などの日本の名作、落語、詩
はたまた、アラビアンナイト、ギリシャ神話、赤毛のアンなどの世界の名作
日本の神話や、聖書のお話、西遊記
ヘレンケラーなどの伝記
あらゆるジャンルが入っていて、親としても楽しく、「ああ、こんなのあったな~」と、再度の学びがあります。
大体のお話が見開き1~2ページほどでまとめられていて、毎日3~5分ほどで読めてしまいます。
少し難しい表現もありますが、ここは難しいから敬遠するのではなく、子供の語彙を増やす場ともとらえて、読み聞かせするのがオススメ。
1日1話で、本では丁寧に「1月1日」とお話ごとに読む日をつけてくれています。
もちろんどのお話から読んでも大丈夫。
お話についている日付以外にも、いつ読んだか、自分で記入する欄が一つのお話につき3つまでついています。
我が家では、この「おはなし366」を3巡弱しました。
おはなしの意外な効果
1.詳しい本へと導きやすい
幅広いジャンルでラインナップしてくれているため、「あ、この話聞いたことある」「知っている!」という、記憶の引き出しが息子の中に沢山できました。
すると、読んだことがあるお話に出会うと、嬉しくて、そのことが詳しく書いてある本に手が伸びます。
「おはなし366」ではサラッと短くまとめられているものが、詳しく書かれた本を読むことで、今度は濃密なお話へと転換され、知識が深くなります。
知っているお話だから、少し難しくてもその本を読むハードルが、断然低くなっているのがいいですね。
2.小さな文字に慣れる
実は、この「おはなし366」に書かれている文字は、新聞の文字ぐらいの大きさです。子供の絵本の文字と比べると4分の1ぐらいの小ささでしょうか。
親が読み聞かせをすることが前提で、小さい文字にしていることと、見開き1~2ページほどにお話をまとめるとなると、小さい文字でないと収まらないこともあるのかもしれません。
ですが、読み聞かせをする場合は、そこに描かれている1~2つ程の絵と文字を見つつ、子供もその本の文字を目で追います。
そうすると、毎日毎日366日以上、その本に触れるのですから、小さい文字に抵抗感がなくなる様です。
小さい文字を見慣れていると、小学生になれば抵抗感なく、子供用の小説に手が伸びます。事実、息子は小学校低学年から、小説を読み始めていました。
私もこれは、嬉しい誤算でした。
3.お受験に役立つ
お子様の小学校受験を考えられている場合、「おはなし366」は薄く広く、おはなしを覚えることができて効果的です。
小学校の受験問題では、おはなしが沢山取り上げられます。
例えば、ある小学校では、“下のお話しの絵を、物語の順番に並べ直してください”というものがあります。
この場合、おはなしを知っていなければ、物語を順番に並べ直すことさえできません。
受験問題はどんなお話が出てくるのかも分からないので、沢山たくさんお話を知っている(家庭で読んでいる)状況を作らなければなりません。
366話ものお話を読んでいると、それは幅広い情報となるのでオススメです
絶対知って欲しい、「おはなし366」の効果
一日1話、違った物語が掲載されている「おはなし366」は、読み聞かせに最適です。
そこには、こんな効果が!
- 子供が知っている物語の詳しい本を、読むきっかけとなる
- 小さな文字に慣れるので、小学生になれば、細かな文字の本(小説など)へのハードルが低くなる
- お受験する方には、幅広い物語の情報が手に入れられる
上記の効果もさることながら、読み聞かせの本をどれにしよう?と悩まれている場合、「おはなし366」が一冊あるだけで、とても充実した物語を幅広く読んであげられるので、オススメです。
我が家では、「おはなし366」が擦り切れるぐらい活用しましたので、お値打ちだったなと今でも感じています。