こんにちは。EduvateブロガーのTOMO(とも)です。
Eduvateでは、「絶対知って欲しい!親と子の学び情報」をテーマに発信しています😀
私、TOMOの得意分野???は、歴史と儀式。核家族化&欧米化(なんか古い言葉ですが…)した日常野中に大切に残したい、知って欲しい日本文化を発信ていきます💕
■“お食い初め”とは~
“お食い初め”とは、“箸初め”(はしぞめ)、“箸揃え”(はしそろえ)、“真魚始め”(まなはじめ)とも呼ばれ、赤ちゃんに、初めて、ご飯を食べさせる儀式のことです🍚🐟
「この子が一生食べ物に困らないように!」という願いを込めて、平安時代から行われていた行事で、赤ちゃんが生まれてから、100日目、地方によっては、110日目、120日目に行われることも。
赤ちゃんが生まれてから、100~120日目くらいで、乳歯が生え始める時期なので、それに因んでいるのでしょう。
“お食い初め”のお祝いは、きっちり100日目ということではなく、そのあたりの大安吉日に行われることが多いです。
■“お食い初め”の歴史~
平安時代には、『魚味始』(まなはじめ)と呼ばれ、赤ちゃん誕生後、はじめて魚肉などの食物を
食べさせる儀式でした。
平安時代は、生後約20ヶ月目、室町時代は101日目、江戸時代には120日目に行われていたそうです。
朝廷の例では、承久2年4月16日に仲恭天皇の魚味始についての記載があります。
(【有職故実大辞典】吉川弘文館より)
■どんな風にするの~???
祝い膳(いわいぜん)として、小さなご飯茶碗・お汁椀・お箸など一式をお膳に並べます。
赤飯、尾頭付きの鯛に、お吸い物、煮物、香の物など、一汁三菜のおめでたい献立を用意します。
近親者の中で長寿の方が、「養い親」(やしないおや)として、赤ちゃんにお料理を食べさせます。
最近では、内輪でお祝いをする家庭が増えているので、おじいちゃん、おばあちゃん、または、
お父さん、お母さんが赤ちゃんにご飯を食べさせてあげることが多いですね。
関西では、小石を準備して、赤ちゃんの唇にあてる、「歯固め」(はがため)という儀式も
行うこともあるとか。これは、丈夫な歯が生えますように、というお願いですね。
■“お食い初め”のしきたり~
“お食い初め”のお膳一式は、赤ちゃんのお母さんの実家から贈りるのがならわしとされます。
“お食い初め”の食器も、男の子=朱塗り、女の子=外 黒・内 朱塗りと言われてましたが、
最近は、その後も使いやすいベビー食器セットを贈る場合が多いようです。
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また、“お食い初め”のお祝いをいただいた場合、基本的には、お返しは不要なのですが、
お赤飯や菓子折りをお返しするのが一般的です。
その場合は、熨斗あり・蝶結びの紅白5本水引ののし紙に
内祝 赤ちゃんの名前 を書いて、品物に掛けましょう。
“お食い初め”のお祝いを贈りたい場合は、熨斗あり・蝶結びの5本紅白水引ののし紙に
御食初御祝 または、箸初御祝 または、御初膳御祝 と書いたのし紙を掛けましょう。
■まとめ~
赤ちゃんの丈夫で健やかな成長を祈って、《食》という生活の根本について、お祈り&お祝いする
行事が、“お食い初め”です。何日目とか、何のお料理ということにこだわらずとも、乳歯が生えて来た頃に、是非、何かお祝いしてあげてくださいね。