EduVateブロガーのMattです。
北海道の長沼町に、「教えない教育」をモットーとした小学校、「私立まおい学びのさと小学校」が今春、開校しました。同校は宿題やテストがなく、全学年縦割り体験学習を重視した教育課程が特徴です。
大多数の児童は札幌圏から通学、ということですが、函館や稚内、遠くは四国の松山市から移住してきた児童もいるそうです。
学習内容としては、学年縦割りで取り組む「プロジェクト」と呼ぶ体験学習を軸に、料理(農業を含む)、演劇、ものづくりの3コースが設定されています。それらを児童が自由に選び、学習内容も自分たちで考えて取り組んでいくかたちのようです。
一般的なカリキュラムに縛られず、体験学習を主体に、自主性を重んじた教育方針を打ち出す同校。 こうしたユニークな教育方針のもとで育った子供たちが、将来どのような大人に育っていくのか、大いに興味をそそられます。先を見通すことがますます困難になりつつあるこの世の中、同校のような従来の教育とは一線を画した教育環境のもとで育った人間が、救世主的なポジションをおさえる存在になるポテンシャルを感じています。